第52回埼玉県医学検査学会の学会長を務めさせていただきます、一般社団法人 TMG本部 臨床検査部の木暮憲幸と申します。52回という長い歴史をもつ本学会の学会長を仰せつかりましたこと、大変光栄に感じております。会を代表いたしましてご挨拶させていただきます。
テーマは「Challenge! ~多様化するニーズへの実践と進化~」としました。医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアにおいて、臨床検査技師はこれまで行うことができなかった医療行為の一部が実施可能となりました。また多種多様な検査項目へのニーズだけでなく、人工知能(AI)の活用や医療DXの推進など、臨床検査技師へのニーズは多様化しており、その実践が求められています。多様化するニーズへの実践やチャレンジのその先に、我々の働く検査室、また臨床検査技師個々の進化があるいう思いから、テーマといたしました。そのような臨床検査技師を取り巻く環境のなかで、参加する会員の皆様の「明日からの一歩(Challenge!)」となればと思います。
学会カラーは若草色です。埼玉県医学検査学会の伝統的なところは若い技師はじめ、初めての演題発表の場として、また若い技師の教育の場として活用されていることかと思います。また、今学会の実行委員は経験豊富な方々がいる一方、初めて学会運営に携わる方も多く、実行委員会の活動テーマもChallenge!としており、ピッタリな学会カラーとなっています。
現在、実行委員一丸となって企画・運営に全力でChallenge!しております。今後、市民公開講演・特別講演・教育講演などの企画を、学会HPや学会公式LINEなどでお知らせいたします。会員の皆様の多くの参加を実行委員一同、心よりお待ち申し上げます。