学会御礼の挨拶

第48回埼玉県医学検査学会を終えて


第48回埼玉県医学検査学会
学会長 武関 雄二

 2020年12月6日(日)大宮ソニックシティにて第48回埼玉県医学検査学会を開催いたしました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、参加人数制限や一般演題をポスター発表に変更するなど、感染対策を重視した学会運営となりました。参加者は一般市民を含めると658名、感染者が発生することなく無事に開催することができました。学会の運営や開催にご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
 新年号「令和」に代わり開催された前回の学会テーマは『飛翔』、新たに始まる元号のごとく飛び立とうというテーマでした。本学会はその飛び立った後に、さらに発展させ『技』と『業』を融合して如何に『躍動』するかをテーマと決定し、昨年11月より開催に向けて準備を進めてまいりました。

      【『躍動』企画 浦和学院高等学校ソングリーダー部:SPLASHによる演技】
 特別講演では救命救急センターの現状としてさいたま赤十字病院高度救命救急センター部長の八坂先生に「現場の映像から学ぼう」、心臓血管外科手術の現状として自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科教授(センター長補佐)の山口先生に「手術の映像から学ぼう」を開催し、普段ではお目にかかれない映像から新鮮な事を吸収できたと感じました。
 学会企画では目白大学短期大学部非常勤講師の高田先生に「検査で使える簡単英会話」と題し講演をいただき「伝えたいことをきちんと相手に伝えることを諦めない」ことが重要であるとの内容で大変参考になりました。
また、RCPCは自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学第1講座教授(臨床検査部部長)の尾本先生を講師にお招きし、活発な討議がなされました。
Skill upセミナーは『この技、明日からの業務に活用しよう』を基に各研究班にご協力いただき、明日からの検査に多いに役立つ企画が盛り沢山となりました。
 市民公開講演では、サン松本クリニック院長の松本先生に最近講演依頼が特に多い、笑いと健康「君子医者に近寄らず」について5つのキーワードを基にお話しいただきました。さらに、無料検査体験コーナー「物忘れ度チェック」は参加された市民の方々に、想像以上に好評でありました。
学会の最後には『躍動』企画として浦和学院高等学校ソングリーダー部:SPLASHによる演技が行われ、学会テーマ『躍動』を締め括るのにふさわしい、はじける笑顔とキレのある演技をご披露していただき、会場にいた多くの方が感動したことでしょう。
 最後に、学会の開催にあたり神山会長はじめ技師会理事、一般・賛助会員の皆様、学会関係者の皆様のご支援・ご協力に対しまして学会実行委員一同深く感謝申し上げます。また、コロナ禍にかかわらず多くの一般・CM演題を登録いただきまして誠にありがとうございました。
そして実行委員・学会担当理事の皆様には、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策や演題発表形式の変更など、全てにおいて柔軟に対応していただき、大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。