5月研修会

平成28年5月20日 (金)
浦和コニュニティーセンター15集会室 点数: 専門 ― 20点
外部精度管理はその後が肝心                 
1)平成27年度埼玉県・埼玉県医師会臨床検査精度管理事業報告 講 師 :深田 茂則(埼玉医科大学病院)   
2)尿中赤血球形態報告の重要性と鑑別のポイント!      講 師 :小関 則之(獨協医科大学越谷病院)        
3)ルーチンに活かせる円柱の鏡検ポイント          講 師 :室谷 明子(埼玉医科大学国際医療センター)   
参加人数: 会員 61名  申請中 7名  賛助会員 2名  非会員 0名

精度管理委員の深田氏より、昨年度の埼玉県・埼玉県医師会臨床検査精度管理事業の報告があった。フォトサーベイの分野においては、ここ数年赤血球形態の問題と、円柱の混合型の問題を継続して出題しているが正解率が芳しくない状態が続いている。それを受けて今回は、小関氏より赤血球形態の鑑別ポイントの解説を講演いただいた。糸球体型、非糸球体型の各赤血球や、赤血球と誤認しやすい成分まで多くの写真を提示していただいた。室谷氏からは、円柱の鑑別ポイントの講演があり、混合型や顆粒円柱の判定ポイントなど、こちらも多くの写真と共に解説頂いた。沈渣の鑑別においては、実際に各成分を見ることがとても重要であり、今回の研修会で目にした成分の鑑別について日常業務の中で役立てていただきたいと思う。 

2016年07月31日