生涯教育レポート 13

                    

  実施日時: 平成22123  1900 2030
       会 場 大宮ソニックシティ 601号室  点数:専門教科−20
      演 題 : 呼吸器感染症の診断と治療
      講 師 : 高柳 昇( 埼玉県立循環器・呼吸器病センター呼吸器内科 医師 )
    協 賛 : シスメックス株式会社
      参加人数: 47
    出席した研究班班員:荻野毅史、金田光稔、渡辺典之、直井健治、永野栄子、小西光政

《研修内容の概要・感想など》
 
今回は、臨床医による『診断から治療〜微生物検査の役割』について研修会を行った。
『呼吸器感染症の診断と治療』に関して、市中肺炎の診断から治療までを原因微生物別に、実際、経験された症例報告形式で講演していただいた。今回、講師を依頼した柳医師は、呼吸器の専門病院である埼玉県立循環器・呼吸器病センターの呼吸器内科に長年勤務され、市中肺炎を中心に多種多様な感染症を臨床の第一線で経験されてきた。その中から病原微生物に関連したいくつかの症例を診断から治療にいたるまで、検査技師の私たちにも分かり易く話していただいた。稀な症例や経験した症例数は県内でも群を抜き、中には世界的にも貴重な症例の経験談も話された。検査技師である私たちが日常業務において、検査結果として報告したことが実際、臨床での診断・治療にどのような形で必要とされ、さらに貢献できていたのかを教えていただけた。
 チーム医療が注目される中、微生物検査室としての今後のあり方を考え、臨床側のニーズに応えられる、病院(職場)に必要不可欠な検査室になるよう取り組んでいきたい。

                           平成22123
                                   文責:小西光政


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