生涯教育レポート 7

日時:平成18年2月2日(木)19:00〜21:00
場所:大宮ソニックシティー905号室 参加人数:21名

タイトル
1.     パワーポイントによるプレゼンテーション
      吉岡浩明(埼玉県立循環器呼吸器病センター)
2.  論文の書き方
      長沢光章(防衛大学校病院)
Report1
学会発表等をする時には、現在ではMicrosoft社のPowerPointo(スライド作成プレゼンテーションソフト)で簡便にスライドを作成・発表する事が可能となった。学会発表では口演・ポスター等の発表形式があり、内容を伝える方向を意識し話すスピードや間(ま)を大切にする。話し方に個性が出れば玄人である。スライドは奇抜なものを避けシンプルなものが好まれ、文字の数・サイズ・種類は見やすいものを選択する。また発表のマナーとしては、抄録の訂正があれば必ず最初に話し発表時間は厳守である。さらに、Microsoft社のExcel(表計算ソフト)を利用した細菌検査における集計・統計の小技・大技も披露していただいた。PowerPointoやExcelには便利な機能が色々あり知らないことも多く勉強になった。マイクを握り多くの舞台を踏んだ吉岡氏の話は玄人であった。
Report2
論文≠ニは手の届かない世界と思っている技師の方も多いのではないでしょうか。日臨技「医学検査」の編集委員でもある防衛大学校病院の長沢光章氏に講演していただいた。論文は投稿規程に沿って書き、要旨・目的・方法・成績・考察・結語・文献等の構成になっており、それぞれに書くべき内容、大体の文字数、約束事(結果は過去形で書く。結語には具体的なデータは記載しない。菌名はイタリック体等)がある。引用文献は入手し確認すること。また研究テーマをみつけ実施し学会発表まで出来れば70%論文は完成したと考えて良い。後の30%は5〜15件の文献と考察を充実させれば論文の完成である。また研究テーマの見つけ方もアドバイスしていただいた。なんだか論文を書く勇気が沸いてきた。しかし、Mitsuaki Nagasawaの名前が世界の科学誌Nature(ネイチャー)≠ノ載ったというのには驚いた。


レポーター 荻野毅史


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