生涯教育レポート 12
微生物・血清検査研究班合同研修会


(第12回生涯教育研修会レポート)
                       
日 時:平成18年11月8日(水) 19:00〜21:00
講 師:多屋 馨子 先生(国立感染症研究所)
テーマ:−ウイルス感染症の院内感染対策および最新情報−
場 所:大宮ソニックシティ601号室  参加人数:57名、9名(賛助会員)

研修内容の概要・感想など

「疾患の特徴」「診療科の特徴」「ワクチンで予防可能疾患」「各ウィルス感染症への対応」等の内容で、詳細な説明と先生の実体験も含め講演していただきました。

ウィルス感染症の院内感染対策では、診療科により特徴があるため診療科ごとに注意するウィルスを把握し、対策をたてる必要があると感じました。対策の中で特に重要だと感じたのは、ワクチン接種による予防対策でした。その中でも麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎、B型肝炎の5疾患はワクチンで予防が可能なため、医療従事者は予防接種を受けて、免疫の獲得をして勤務を行なう必要があると感じました。また既往歴がある場合も抗体価を測定し、陽性である事の確認をする必要があるということでした。

 感染の拡大を防ぐためには、迅速な診断と対策が必要で二次感染が起こってからでは遅く、患者さん1人発生した時点で早急な対応が求められるため、普段からの適切な対応策の準備をしていく必要があると感じました。

  提出日  平成19年11月16日  

                                     文責:古畑 健司

生涯教育レポート 履歴 TOPへ             閉じる