《研修内容の概要・感想など》

　今回は、臨床検査室を有する施設の多くが近年、取得する・もしくは取得を目指し
ている、国際規格ISO15189について、株式会社ビー・エム・エル総合研究所の霜島氏
に、取得、更新の経験を踏まえてご講演いただいた。

　現在、既に取得している施設は国立病院や大手検査センターが多く、全国の大学が
これに続き、民間医療施設ではこれから取得を目指す施設が多いとのことであった。

取得においては、環境整備や、マニュアル作成、機器の点検記録など、非常に多岐
にわたってチェックする項目も多いうえ、学科試験も存在するというのは意外であっ
たが、臨床検査室の品質を保証するのであれば当然と納得がいった。

全てにおいて、過剰に反応する必要はなく、臨床検査室として必要な事に絞って、
環境やマニュアルをつくる事が重要、という講師の言葉が印象的であった。

今後、取得を目指す施設の担当者にとっては得難い情報であり有益だったと感じた

  提出日  平成 30年   3月  19 日  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  文責：牧　俊一