生涯教育レポート 1
      
        



     日 時 : 2022年420   1830分〜1930

     会 場 : web開催         点数:専門教科−20点


     主 題 : 令和3年度埼玉県・埼玉県医師会臨床検査精度管理事業報告と解説(微生物)




     講 師 :佐々木真一(株式会社ビー・エム・エル)
          酒井利育(自治医科大学附属さいたま医療センター)
          今井芙美(埼玉県立がんセンター)
          伊波嵩之(さいたま赤十字病院)


    参加人数 : 33名


     出席した研究班班員 :小棚雅寛、酒井利育、今井芙美、岸井こずゑ、
             佐々木真一、伊波嵩之、渡辺駿介、大塚聖也


    

    《研修内容の概要・感想など》

 本年度最初の研修会を「令和3年度埼玉県・埼玉県医師会臨床検査精度管理事業報告と解説(微生物)」をテーマに開催した。フォトサーベイ、同定検査、薬剤感受性検査、グラム染色について各出題担当から結果報告と解説があった。
 フォトサーベイでは、フォト
CStreptococcus pneumoniae(ムコイド型)を出題した。一般的にムコイド型は莢膜が厚く、白血球に貪食されにくいため病原性が高いことが知られている。そのため重症化や難治性になりやすいためStreptococcus pneumoniae回答の施設は、ムコイド型まで回答していただきたいと報告があった。
 同定検査では、
Plesiomonas shigelloidesCandida albicansを出題した。カンジダは菌種によって治療薬が異なるため、血液培養より検出されたCandida属は菌種まで同定する必要がある。Candida sp.と回答した施設は菌種まで同定できるようにしていただきたいと報告があった。
 薬剤感受性検査では、
Pseudomonas aeruginosaATCC27853)とHaemophilus influenzae BLNAR(臨床分離株)を出題した。正確な検査結果を報告できるよう内部精度管理を実施することが重要だと報告があった。またHaemophilus influenzaeは、耐性菌名を決定する上でβ-ラクタマーゼ試験を実施することは必須であるので、必ず実施していただきたいと報告があった。
 グラム染色では、
Moraxella Branhamella catarrhalisを出題した。全ての施設が、グラム陰性球菌と回答する非常に良好な結果であったとの報告があった。一方で、グラム染色とフォトサーベイにおいて参加申し込みしているにも関わらず無回答の施設が散見された。無回答の場合は、評価Dとなるので注意していただきたい。各設問において評価が悪かった施設は、問題点を見直し、改善していくことが重要である。

文責小棚 雅寛

 



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