第38回関東甲信地区医学検査学会は、メインテーマIT&MT(情報技術と臨床検査)を掲げ新都心を抱える「さいたま市」の埼玉県県民健康センター・浦和ロイヤルパインズホテルにおいて2001年(平成13年)11月10日(土)〜11日(日)に開催されました。
会場の埼玉県県民健康センター
緊急セミナー
「炭疽菌への検査室の対応」
「保健所・衛生研究所との連携」
現在、米国で発生している炭疽菌テロにより国内での体制強化が課題となっています。そこで、本学会時におきまして緊急セミナー「炭疽菌への検査室の対応」の講演会を開催しました。急ぎ用意した案内小冊子がすぐになくなるほどの盛況振りでした。 また、当日の内容を伝える記事が埼玉新聞で大きく紹介されました。
司 会 長 沢 光 章(防衛医科大学校病院)
炭疽菌への検査室の対応
舘 田 一 博(東邦大学医学部微生物学)
保健所・衛生研究所との連携
山 口 正 則(埼玉県衛生研究所)
教育講演
『糖尿病の予防と療養指導・臨床検査技師の関わり』
教育講演明るく楽しく「ストップ ザ・糖尿病!」
埼玉社会保険病院
院 長 鈴木 裕也 先生
(公開講演でもありました。多数の一般の方々も参加されました。)
記念式典(県および医師会、各都県代表、学会顧問等の来賓から祝辞をいただきました。)
イブニングセミナーではそれぞれの専門家による講演を中心に活発な意見交換がされました。
糖尿病治療の最前線 丸山太郎先生(埼玉社会保険病院内科部長)
検査室の管理運営 −事務長の立場から−
高成果の継続できる臨床検査部門を目指して 杉山 誠 氏(湯河原胃腸病院 事務長
尿検査の臨床との接点 一般検査室はどのように臨床医にアプローチすべきか?
伊藤機一 先生(神奈川県立衛生短期大学学長)
脂質検査の最近の話題
櫻林郁之介先生(自治医科大学附属大宮医療センター教授)
緊急時における検査技師の対応と備え
獨協医科大学越谷病院 〆谷 直人 先生
学会では珍しく、日赤の救急救命士による蘇生法の実技講習会となった。
実演による、わかりやすい説明が大変好評でした。
特別企画(マルチメディアシンポジウム)は、関甲信地区学会会場(さいたま市)、沖縄会場、北海道会場を3地点TV会議システム(View Station:NTT−ME)で結び、ISDN回 線による相互通信機能を使ったシンポジウムです。関甲信地区学会では学会シンポジウム、沖縄県技師会と北海道技師会では各技師会主催の講演会を同時に開催するスタイルでおこなわれました。縦長日本の北と南、その真中である埼玉の3地点を結んだ今までにない学会シンポジウム実施されたことは非常に意義深いものでありました。
〔特別企画〕 マルチメディアシンポジウム
(一般検査・公衆衛生検査研究班・埼臨技インターネット委員会)
「これからの感染症について―寄生虫を中心として―」
司会 :東海大学医学部附属病院 野崎 司 技師
:埼玉県立がんセンター 岡田 茂治 技師
教育講演・アドバイザー:長崎大学医学部熱帯医学研究所 教授 平山 謙二 先生
沖縄会場 :琉球大学医学部附属病院 中村 広 技師北海道会場 :北臨技会立衛生検査所 西塚 満利子技師関東甲信地区学会会場 : 東芝病院
斎藤 融子 技師
追加発言 1 :埼玉県衛生研究所 山本 コ栄 技師
追加発言 2
:潟rー・エム・エル総合研究所 工藤 康之 技師