◎三守 脩史1)、松本 勝1)、松村 淳1)、森 千愛1)、二ツ橋 雄一1) ■連絡先:049ff234■7301 ◎矢部七海1)、岡村卓哉1)、並木幸子1)、山﨑泰樹1)病 理■ナナフフトトーールルAS-Dククロロロロエエスステテララーーゼゼ染染色色にに対対応応ししたた組組織織脱脱灰灰法法のの検検討討EDT-X原液で表面脱灰した標本を基準とし,薄切の円滑性および染色態度をブタの肋骨(1×0.5×0.5㎜大)を用いてK-CX,ギ酸を後述する条件で比較検討した. KC-Xは原液,2倍希釈液,4倍希釈液,8倍希釈液,10倍希釈液,ギ酸は10%希釈液,5%希釈液を用いた.時間を 5分,10分,15分,30分とし4℃と室温でそれぞれ表面脱灰を行った後,3-4µmに薄切し,成書に準じ◎矢部 七海1)、岡村 卓哉1)、並木 幸子1)、山﨑 泰樹1)獨協医科大学埼玉医療センター1)獨協医科大学埼玉医療センター1)76視認性とFISH法への影響 ◎三守 脩史1)、松本 勝1)、松村 淳1)、森 千愛1)、二ツ橋 雄一1)株式会社 ピーシーエルジャパン1)株式会社 ピーシーエルジャパン1) 種類の着色を行い、視認性およびFISH法への影響を確認した。■【結果】ヒストマーカー液はマーキュロクロム・エオジン混合液と比べても視認性が劣らず、また、ケルンエヒトロート液、ヒストマーカー液はFISH法への影響が少ないことが確認された。■【考察】ヒストマーカー・ケルンエヒトロート混合液を用いることが、安価で尚且つ視認性が高く、FISH法への影響が少ないため、マーキング剤として優れていると考えられる。■【結語】■マーキュロクロム・エオジン混合液の代用として、ヒストマーカー・ケルンエヒトロート混合液が使用できることが確認された。今回は等量混合液を使用したが、今後はヒストマーカーとケルンエヒトロートの比率を調整し、視認性について更に検討する。■た方法でAS-D染色を施行した.【結果】■10分以上脱灰すると濃度に関わらずK-CX,ギ酸ともに円滑な薄切が可能であった.K-CXでは8倍希釈以上の濃度では5分で円滑な薄切が可能であり,ギ酸では濃度の影響は受けにくいものの室温であれば5%希釈液で5分の脱灰でも円滑な薄切が可能であった.■染色性についてはK-CX,ギ酸ともに30分の脱灰で低下する傾向にあったが,K-CXは4℃で脱灰すれば許容範囲であった.【まとめ】■酸性脱灰液はときに,染色性の低下がみるが,低温,低濃度,短時間の脱灰操作であれば染色性への影響は受けにくいと考える.今回の検討から,AS-D染色を目的とした骨髄生検の表面脱灰操作を行う際は, K-CXでは室温8倍希釈液5分,ギ酸では室温5%希釈液 5分が脱灰の影響を受けにくい条件であると考える.前述条件で円滑に薄切できなかった場合でも,染色態度の観点から15分以内に留めるのが理想である.連絡先■ynnm@dokkyomed.ac.jp■080-1235-8418【はじめに】当施設では内視鏡生検において、奇数番号の検体はヘマトキシリン液を用いて青色に、偶数番号の検体はマーキュロクロム液ff三栄製薬株式会社■とエオジンの混合液を用いて赤色にマーキングを行うことで、同一カセット内で検体が入れ替わることを防止し、視認性の向上を図っている。しかし、マーキュロクロム液には有機水銀が含まれていることや、終売により継続して購入することが困難になったことから、赤い着色液の検討が必要となった。赤い着色液は、FISH法の染色性に影響を与えることがしばしば確認されている。肉眼的に視認性が高く、FISH法に影響を与えにくいマーキング剤を調査するため、検討を行った。■【対象】同一組織の大腸癌検体を分割し、対象とした。■【方法】■対象検体にそれぞれ無着色、マーキュロクロム液■マーキュロクロム・エオジン混合液■ケルンエヒトロート液■ケルンエヒトロート・エオジン混合液■ヒストマーカー液ff武藤化学式会社■■ヒストマーカー・エオジン混合液■ヒストマーカー・ケルンエヒトロート混合液■エオジン液の■【はじめに】骨髄検査の生検検体において脱灰による染色性の低下がしばしば問題となる. AS-Dクロロエステラーゼ染色(以下AS-D染色)では特に脱灰液の影響を受けやすい傾向にある.当院では,骨髄生検を酸性脱灰液であるK-CX(株式会社ファルマ)を使用し室温で約30分表面脱灰を行っていたが, AS-D染色の染色性が安定しなかったため,中性脱灰液であるEDT-X(株式会社ファルマ)に変更した.しかし,脱灰力が弱く1時間以上の時間を要することや切片が剝がれてしまうことが問題となった.そこでAS-D染色の染色性の低下を抑えつつ,円滑に薄切可能な酸性脱灰液における脱灰条件の検討を行った. 【方法】切り出しにおけるマーキング剤の検討病理病理病-3(13:20~13:30)病-4(13:30~13:40)ナフトールAS-Dクロロエステラーゼ染色に対応した組織脱灰法の検討視認性とFISH 法への影響切切りり出出ししににおおけけるるママーーキキンンググ剤剤のの検検討討
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