63司会西倉 紀子(医療法人 徳洲会 羽生総合病院)講演内容 未来のある野球少年が、急に肘に痛みを感じ手術が必要になってしまうことがある。いわゆる外側型野球肘と言われる離断性骨軟骨炎である。本疾患は「沈黙の障害」とも呼ばれ、初期には無症状であり、発見時には既に進行していることが多い。早期発見には超音波診断装置を使用した“野球肘検診”が重要であり、私たちはNPO法人を設立し、この検診活動を展開している。検診では県内の臨床検査技師の方々にもご協力頂いている。本講演では、野球肘の病態、野球肘検診の実際、これからの臨床検査技師に期待することをお話したい。そして、子どもたちの未来を守るための活動に共感し、一緒に取り組んでいただける方々との出会いを願っています。【講演タイトル】臨床検査技師に期待する地域貢献 子どもの未来を救う野球肘検診とは【講師】 山田 唯一(さいたま市立病院スポーツ医学総合センター 医長) 南雲 涼太(かわぐち心臓呼吸器病院)《研究班企画講演2》講演会場(403号室) 10:10~11:10生理機能検査研究班
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