埼臨技会誌 Vol.71 補冊 2024_電子ブック用
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  1月 珠洲市DMATとして   2月 輪島市災害医学会として  学会 日本救急医学会 日本臨床救急医学会日本腹部救急医学会日本集中治療医学会日本プライマリ・ケア連合学会日本蘇生学会日本災害医学会    等資格 日本救急医学会救急科専門医・ 日本集中治療医学会集中治療専門医 日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医・指導医日本蘇生学会指導医臨床研修指導医 ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター厚生労働省日本DMAT隊員 日本スポーツ協会公認スポーツドクター教育歴 日本救急医学会ICLSインストラクター JPTEC協議会JPTECインストラクター 日本災害医学会MCLSインストラクター社会活動 日本ボート協会医科学委員 東京2020医療チームスタッフ災害活動 2019年 日本DMAT取得 2019年 台風19号災害 2021年 伊豆山土砂災害  熱海市へ2024年 能登半島地震千葉県茂原市へ<抄録>講師大塩 節幸戸田中央総合病院救急科部長52講演会場:第2・3会場(403号室・404号室)13:30~14:30 災害派遣医療チーム(DMAT:Disaster Medical Assistance Team)は災害医療において欠かせない存在です.今年1月に発災した能登半島地震でも全国から1000を超える隊の派遣がありました.しかし,臨床検査技師の中でその活動内容について詳しく知っている方はあまり多く無いのではないでしょうか.DMATは発災から48時間以内に活動できるよう訓練された医療チームで,医師,看護師,業務調整員(医師,看護師以外の医療職および事務員)で構成されます.臨床検査技師は業務調整員として参加することになり,部隊の後方支援を担うことが主な役割となります.よって普段の臨床検査スキルが発揮しにくい場かもしれません.また,DMATに登録している臨床検査技師は約200人と他の医療職に比べて少なく,臨床検査技師として災害医療への関わり方が難しいのかもしれません.しかし,毎年のように発生する自然災害に備えるためには,災害医療体制のさらなる発展が不可欠であり,臨床検査技師もその一端を担っていくことが理想なのではないでしょうか. 本講演では,医師,看護師,診療放射線技師,臨床検査技師の講師それぞれの立場から災害医療の実際についてご講演を行なっていただきます.その中で災害医療での課題や臨床検査技師の役割,可能性について考えたいと思います.特別講演2災害支援シンポジウム

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