埼臨技会誌 Vol.71 補冊 2024_電子ブック用
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2第52回埼玉県医学検査学会開催のご挨拶  第52回埼玉県医学検査学会の実行委員を代表いたしましてご挨拶申し上げます。 はじめに本学会を開催するにあたり、多くの会員・団体の皆さまからご支援、ご協力を受け賜り、この場をお借りし厚く御礼申し上げます。一般会員・賛助会員・学生から、96演題の演題登録をいただきました。今回、演題登録いただいた関係者の皆さまには重ねて厚く御礼申し上げます。 本学会テーマは「Challenge! ~多様化するニーズへの実践と進化~」です。医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアにおいて、臨床検査技師はこれまで行うことができなかった医療行為の一部が実施可能となりました。また多種多様な検査へのニーズだけでなく、人工知能(AI)の活用や医療DXの推進など、臨床検査技師へのニーズは多様化しており、その実践が求められています。多様化するニーズへの実践やチャレンジのその先に、我々の働く検査室、また臨床検査技師個々の進化があるという思いから、テーマといたしました。そのような臨床検査技師を取り巻く環境のなかで、参加する会員の皆さまの「明日からの一歩(Challenge!)」となればと思い、様々な講演を企画いたしました。 市民公開講演は、糖尿病専門医である戸田中央総合病院 副院長の田中彰彦先生に「糖尿病のはなし ~しくじり患者にならないために~」と題しご講演いただきます。糖尿病の合併症は患者のQOLを著しく低下させ予後を悪化させるため、予防・治療のためには糖尿病患者への継続的治療と糖尿病教育が重要とされています。糖尿病患者への情報提供と治療支援には医師・看護師・管理栄養士だけではなく、我々臨床検査技師もかかわり、日本糖尿病療養指導士として活躍している技師がいます。臨床検査技師だけでなく、多くの市民の皆さまに糖尿病のはなし、継続治療の重要性をお話していただきます。Challenge!~多様化するニーズへの実践と進化~学会長 木暮 憲幸

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