131 令和6年能登半島地震により被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。道路の復旧も進み、お店も徐々に営業を再開しはじめているとうかがっていますが、その一方で、がれきが撤去されていない地域や、未だに断水が続いている地域など、被災地にはまだ多くの震災の傷跡が残っています。被災された皆様が1日も早く元の生活に戻れる事を心より祈念申し上げます。 今年の夏に開催されたパリオリンピックでは、日本のメダル獲得総数は43個となり、海外で開かれたオリンピックとして過去最多を更新したそうです。スポーツ選手も日々のチャレンジと失敗と改善を繰り返し、成功体験を収めています。我々臨床検査技師も同様ですが、経験を文字化・言語化し、相手に成功体験を伝える事も重要であり、その絶好の場として学会があります。本学会にて一般演題67題、学生演題22題、CM演題7題、合計96題と多くの会員、賛助会員、学生から演題登録をいただきました。日常業務のお忙しい中にもかかわらず、誠にありがとうございました。発表される皆様のチャレンジの場を提供できることを嬉しく思います。また、賛助会員の皆様にはランチョンセミナー、広告、企業展示など多くの協賛を賜り、重ねて御礼申し上げます。学会企画としては2つの特別講演と2つの教育講演、5つの研究班企画を用意しました。特別講演の災害企画では冒頭の能登半島地震の経験を共有したいという想いで企画しました。会員の皆様も自然災害に対する対策は進んでいると思われますが、想定外の規模の災害が近年何度も発生しており、今回の企画で災害時にどのような行動をとるべきか、医療人として考えるきっかけになれば幸いです。各企画の詳細は学会特集号をご参照ください。 私事ですが第51回学会では事務局長として、裏方として矢作学会長・小関実行委員長を最大限バックアップできたつもりです。完全燃焼も束の間、第52回学会に木暮学会長が選任。木暮学会長とは25年以上のお付き合い。実行委員長のご指名をいただき、2年連続実行委員などの思いは吹き飛び、もちろん「やります!」と即答。木暮学会長とは未来につながる実行委員会にもしたいとの想いが強く、各部長以外は初めて実行委員を経験していただく人選にしました。木暮学会長は過去学会で学術部長・運営部長を歴任!存在自体が心強く安心です。小原学術部長は実行委員歴任最多!鉄板の存在で安心してお任せです。脇谷運営部長は影のムードメーカー!技師会HP委員も担当し学会HP、運営はお任せです。石井会計部長は安心の金庫番!学会のお財布はお任せです。石井事務局長はまじめにコツコツタイプ!事務作業はお任せです。実行委員の皆様、ここまで本当にありがとうございました。学会当日までチャレンジしながら、最後まで完走しましょう。 最後に手前味噌ですが、第51回学会からしっかりと引き継ぎ(connect!)、第52回学会にて発展させ(Challenge!)、第53回へと繋がっていく学会になることを確信しております。実行委員一同、多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております。第52回埼玉県医学検査学会実行委員長 塚原 晃編集後記
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