埼臨技会誌 Vol.71 補冊 2024_電子ブック用
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~AUTION EYE とAUTION EYE Smart Assistの運用~ ○江見 尚悟(アークレイマーケティング株式会社)○江見尚悟(アークレイマーケティング株式会社)■ ■■■■■画像活用による尿沈渣検査のパラダイムシフト 資料請求先:■■■ff■■■■■■■■■■尿中有形成分分析装置には大きく分けて 種類の分析法が存在する。■つは画像方式であり、アメリカで最初に開発された多項目自動尿分析装置■■■■■■■■■■■もこの分析法を原理としている。もう■つはフローサイトメトリ方式であり、現在この原理をもつ分析装置が国内のシェアの多くを占めている。■アークレイff株■では ■■■年に画像方式の分析装置、オーションアイキューの販売を開始、 ■■ 年にはフローサイトメトリ方式で尿中有形成分検査と尿定性検査一体型のオーションハイブリットの販売を開始した。そして、 ■■■年■月に独自技術により開発した■■■■■■■■■■■■■■■■■■(以下オーションアイ)の販売を開始した。オーションアイはフロー式画像測定法を採用しており、画像を撮影する装置でありながら、消耗品はシース液のみである。サンプリングノズルにより吸引された尿検体はシース液により整流され、フローセル内を通過する。このとき撮影された画像を成分1つ1つに切り分け、独自のアルゴリズムを用いて成分の種類ごとに分類する。■画像が残る分析装置は、画像を活用した運用が特徴的である。画像の活用にも■段階存在する。■■段階目は教育ツールや根拠情報としての活用である。例えば当直帯で担当者がいない状態で検査を行った場合でも、後で画像を確認し、精査することが可能である。また、蓄積された画像データは教育ツールとして、院内の目合わせや標準化に活用可能となる。■ 段階目として、結果の妥当性を確認するための画像活用である。尿中有形成分分析装置は分析法に関わらず、得意不得意な成分が存在する。データ検討したうえで、一定以上の成分を検知した際、その画像を確認することでその結果が妥当かどうかを鏡検するまでもなく確認することができる。妥当だと判断したものはそのまま分析装置の結果を報告、誤分類が存在するような場合は鏡検にて確認を行う。■■段階目は鏡検の代わりに画像の手動分類を行う方法である。画像方式の運用と聞いた際に最初に頭に浮かぶのがこの■段階目の運用である場合が多い。 段階目と同様に一定以上の成分を検知した際に画像を確認する。 段階目では分類が正しいかどうかを確認するのみであったが、■段階目では手動で画像を分類し、これを鏡検の代わりとする。この運用を行うためには、尿中有形成分分析装置の画像を分類できるだけの知識が必要となる。■そして、このオーションアイを活用した新しいサービスが■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(以下スマアシ)である。スマアシはオーションアイユーザー専用の画像リモート分類サービスである。オーションアイで測定された検体のうち、一定以上の成分を検知した場合、撮影された画像がクラウド経由でアークレイ画像分類センターに送信される。画像分類センターにおいて、専任の臨床検査技師が画像を確認し、手動分類と必要に応じてコメントを追記する。コメントを確認したうえで医療機関では鏡検の実施の有無を判断し、臨床へ報告するかどうかの最終判断を行う。■■画像方式の尿中有形成分分析装置は国内においてまだまだシェアは高くなく、運用に関しても手間が増えるのではないか、長期間のトレーニングが必要になるのではないかと不安をお聞きする機会は多い。オーションアイはフローサイトメトリ方式と同じような数値のみを利用する運用から、画像式だからこそできる更なる効率化を目指した運用まで、幅広いご提案が可能である。さらに、スマアシは運用面での大きな負担なく、画像運用の導入を可能とした。アークレイff株■はオーションアイとスマアシを用いて、尿沈渣検査にパラダイムシフトを起こすべく、より一層のご協力を約束する。■118画像活用による尿沈渣検査のパラダイムシフト~AUTION EYE とAUTION EYE Smart Assistの運用~CM演題-3一般CM-3(第7会場 604号室 12:50~13:05)

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