埼臨技会誌 Vol.70 補冊 2023_電子ブック
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%% 一 般○寒河江 菜穂 齋藤 美羽 川田 真緒 小堀 祥生 飯塚 桂子*学校法人明星学園 国際医療専門学校 臨床検査学科 教員* ◎神成 絵利伽1)、相馬 悠1)、市川 智詩1)、安田 康恵1)、石野 久美子1)◎神成 絵利伽1)、相馬 悠1)、市川 智詩1)、安田 康恵1)、石野 久美子1)医療法人社団協友会 東川口病院1)医療法人社団協友会 東川口病院1)86〇寒河江菜穂 齋藤美羽 川田真緒小堀祥生飯塚桂子*【はじめに】 便潜血検査は大腸癌検診の一次スクリーニング検査として広く普及され,複数メーカーより専用の機器が発売されている.また採便は,検診受信者自身により行われており, 臨床検査技師による採便指導の重要性が指摘される意見があるが,実際に採便指導を行っている施設は多くない.今回採便精度について採便指導の有用性の検証を行ったので報告する. 【検討機器・試薬】 ①OCセンサーCeres(栄研化学株式会社):A社 ②NS-Prime(アルフレッサファーマ株式会社):B社 ③ヘモコントロール2濃度(極東製薬株式会社) 【検討内容・方法】 ①各採便管に添付されている添付資料を各自熟読の基に中濃度試料12名,高濃度試料12名採便を行った. ②その後,埼玉県医師会サーベイの採便方法の資料を基に教員より採便指導を実施し,再度採便を行った. ③指導前に採便した結果と指導後に採便した結果の最大【はじめに】当院では鏡検法による尿沈渣検査を行っている.鏡検法では,検査者が異なることで同一検体でも検査結果に違いが現れる可能性が高いため,一人一人が適切な尿沈渣標本の作製や染色を実施し,尿中成分を正確に分類・算定できることが重要である.今回,鏡検法による尿沈渣検査での尿中の細胞数(赤血球,白血球,扁平上皮,尿路上皮,尿細管上皮)の分類・算定について目合わせを実施し,回答のばらつきの集計と検査手技の確認を行った.【対象】当院で日当直業務に従事する臨床検査技師14名.【方法】該当者14名をA・B・Cの3グループに分け,2023年2月~6月の期間で月に1度,グループ毎に予め用意した1検体を鏡検し,尿中の細胞数の分類・算定を実施した.項目毎の回答数をグループ別で集計し,回答のばらつきについて確認した.また鏡検時の検査手技について適切に実施しているかを確認した.【結果】2023年2月において赤血球数(/HPF)と白血球数(/HPF)で回答が3つに割れたグループがみられた.また鏡検時の検査手技を確認したところ,スライドガラスへの積 学校法人明星学園 国際医療専門学校臨床検査学科教値,最小値,平均値,標準偏差,変動係数を比較した. 【結果】以下の表参照 【考察・結語】 指導前に比べ指導後は最大値,最小値,平均値,変動係数が高くなる傾向が認められた.採便を意識することで採便量が多くなったと考えられた.大腸癌の一次スクリーニング検査として,見逃しが減ることが期待されることから,採便指導は有用だと考えられた.A社とB社の結果に大きな違いは認められなかった.今後,変動係数が小さくなるような指導法を模索していきたい. 連絡先:048₋866₋6600 載量が守られていない者や鏡検する視野数のばらつきがみられた.そのため今回の対象者全員に向けて尿沈渣検査の鏡検法について「尿沈渣検査法2010」をもとに講義を行った.その後目合わせを実施したところ,2月と比較し全グループで全員の回答が一致した.【考察】全グループにおいて,通常業務で尿沈渣検査にあまり携わらない技師では他の技師と比較し回答に1~2系統のずれがあった.しかし2月と講義実施後では全グループにおいて各月で多少の変動はあったものの,ばらつきなく結果を出すことができた.以上より手技の統一を意識したことでばらつきを軽減させることができたと考えられる.【結語】鏡検法は用手法であるため,同一検体で検査者全員の細胞数の分類・算定結果を完全一致させることは難しい.しかし定期的に目合わせの実施・検査手技の見直しを行うことで,技師間のばらつきを軽減させることができると考えられる.今後も定期的に目合わせを行うことで技師間差を減らしていき検査結果の統一を図っていきたい.最大値最小値標準偏差変動係数中濃度試料指導前指導後指導前指導後1226288126326420078522183727.0713.8911.15.7A社B社A社B社A社B社A社B社2532622121741202927.215.311.4高濃度試料単位ng/mLng/mLng/mLng/mLng/mLng/mL964113468769493.10111.8111.011.7149.63117.9515.711.9当院における尿沈渣検査目合わせの実施について臨床検査技師による採便指導の有用性の検討 連絡先:048-295-1000 (内線133)一般一般EntryNo. 34般-6(9:30~10:30)般-7(12:50~13:30)当院における尿沈渣検査目合わせの実施について臨床検査技師による採便指導の有用性の検討

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