血 液■◎片野 和佳奈1)、渡邊 剛1)、大野 優子1)、室谷 孝志1)、山本 晃士1)、竹下 享典1)◎片野 和佳奈1)、渡邊 剛1)、大野 優子1)、室谷 孝志1)、山本 晃士1)、竹下 享典1) 埼玉医科大学 総合医療センター1) 埼玉医科大学 総合医療センター1)◎田中 菖1)、吉岡 直子1)医療法人 瑞穂会 川越リハビテーション病院1)◎田中 菖1)、吉岡 直子1) 医療法人 瑞穂会 川越リハビリテーション病院1) 82~異常細胞を見落とさないために~ ロスミキシング試験にて凝固因子欠乏パターンを認めたため,凝固因子活性を精査したところ,凝固第Ⅴ因子活性45%,第Ⅹ因子活性57%であった.また,TP/Alb解離,IgA:4903mg/dL,血清FLC検査においてκ型:56.5mg/L,λ型:3260mg/L,κ/λ:0.02と比率の低下から単クローン性の免疫グロブリンの増加が考えられた.以上より,本症例は凝固第Ⅴ・Ⅹ因子欠乏AL-アミロイドーシスを合併しているIgA-λ型多発性骨髄腫が疑われた.入院後,RBCやFFPを輸血し,凝固因子の欠乏に対して著効するケイセントラを投与するも改善なく,腹腔内出血により永眠された. 【考察・まとめ】AL-アミロイドーシスと多発性骨髄腫はともに単クローン性に腫瘍性増殖する形質細胞が原因となり発症する.また,多発性骨髄腫の約15%にAL-アミロイドーシスが合併すると言われ,予後は不良である.稀な1例であるが,本症例のようにPT,APTTが著明に延長している場合はクロスミキシング試験や凝固因子活性検査などを行い,早期に原因を特定することが望ましい. 連絡先:049-228-3498 対象期間: ■ 年■月~ ■ ■年■月■対象:当院及び関連施設の患者検体■総検体数: ■■■件■■■■■■■■■■■フラグ出現数:■■件■【方法】■ルーチンの中で実施可能なカウント数を■■■カウントと設定。現在ルーチンで行っている ■■カウントと■■■カウントで幼若顆粒球の検出数を比較した。■【結果】■ ■■カウント:■■件、■■■カウント:■■件、検出できなかった:■■件■【結語】■カウント数を増やしたことで、幼若顆粒球が検出できた例もあり、現在は■■■カウントをルーチンに取り入れている。しかし、■■■カウントでも幼若顆粒球が検出できなかった■■件があるため、引き続き検討を続けていきたい。■連絡先:049ff245■2141 【はじめに】アミロイドーシスは,異常凝集したタンパク質からなる不溶性線維が全身臓器に沈着することによって機能障害を引き起こす疾患群である.また,第Ⅴ因子と第Ⅹ因子は,共に凝固カスケードにおいて共通系に分類され,二次止血として重要な役割を担い,これらの因子が低下すると易出血性を引き起こす.今回我々は,単クローン性免疫グロブリン軽鎖の後天性過剰発現が原因とされるAL-アミロイドーシスを発症し,著明な出血傾向をきたした症例を経験したので報告する. 【症例】74歳男性.慢性腎不全と高血圧症のため,精査目的で前医入院となったが,2022年8月頃から腰痛・食思不振・便秘・嘔吐が出現.腎機能障害が進行し,当院に転院となった. 【結果・経過】入院時検査所見では,WBC:8500/µL,RBC:207×10⁴/µL,Hb:6.3g/dL,PLT:3.1×10⁴/µL,APTT:164.2秒,PT:22秒,CRE:7.52mg/dL,CRP:4.87mg/dLと貧血,凝固異常及び高度腎機能障害を認めるとともに,CTにて腸腰筋出血が認められた.APTTに著明な延長があり,ク【はじめに】■末梢血液標本の観察は、疾病の診断・病態の経過観察のために行われる検査法のひとつであり、少量の血液から非常に多くの情報を得ることができる。当院では、目視と自動分析装置ffシスメックス社・■■■■■■■を併用し、検査を実施している。目視を実施する基準のひとつに■■■■■■で異常細胞が示唆される場合に表示される「メッセージフラグ」がある。今回、メッセージフラグと目視の結果を比較検討した。■【経緯】■当院では、フラグが出現した検体について目視を行い、 ■■カウントした値を報告しているが、幼若顆粒球が検出できない症例があった。今回、当院で出現頻度の高い「■■■■■■■■■■ff幼若顆粒球の増加■」に焦点を置き、カウント数を増やした場合に幼若顆粒球の検出数は変化するのか、現在、ルーチンで行っている ■■カウントは適正なのか、比較検討してみることとした。■【対象】■血液血液血-5(9:30~10:40)血-6(9:30~10:40)アミロイドーシスの1例著明な出血傾向を呈し、凝固Ⅴ、Ⅹ因子欠乏を認めた著明な出血傾向を呈し、凝固Ⅴ、Ⅹ因子欠乏を認めたアミロイドーシスの1例 メッセージフラグを活用した目視カウント数の検討~異常細胞を見落とさないために~メッセージフラグを活用した目視カウント数の検討
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