た.±2.6SD法による検出限界は,8.79CH₅₀/mLであった.意のCV5%で10.65CH₅₀/mLであった.(7)現行試薬であるオた.(4)ビリルビンF20.1mg/dL,ビリルビンC20.9mg/dL,ヘモグロビン520mg/dL,乳び1480FTUまで影響は認められなかった.(5)10段階希釈した専用試料をそれぞれ10回ずつ測定し◎綿引 望1)、稲葉 拓郎1)、石川 純也1)、土井 尚1)◎綿引 望1)、稲葉 拓郎1)、石川 純也1)、土井 尚1)株式会社アムル 上尾中央臨床検査研究所1)株式会社アムル 上尾中央臨床検査研究所1)◎千田 健斗1)、大野 優子1)、関根 和江1)、庄司 和春1)、渡邊 剛1)、室谷 孝志1)、竹下 享典1)◎千田 健斗1)、大野 優子1)、関根 和江1)、庄司 和春1)、渡邊 剛1)、室谷 孝志1)、竹下 享典1)埼玉医科大学 総合医療センター1)埼玉医科大学 総合医療センター1)88血球沈降現象が改善されたCH50測定試薬の基礎的検討BM9130形自動分析装置を用いた性能評価LRG(ロイシンリッチα2グリコプロテイン)測定試薬の妥当性確認LRGとCRPの相関については当検査部に測定依頼があ炎症性腸疾患(IBD)におけるCRP陰性例に対するLRG陽性例の出現率の検討ートCH50-L「生研」(デンカ株式会社)との相関性を血清で80件実施した結果はy=1.1503x-6.4224,r=0.9356であった.測定範囲内の結果ではy=1.3116x-13.1144,r=0.9381であった.(8)現行試薬と検討試薬で血球試薬を分析装置に架設後,一定時間毎に既知試料を測定したところ,48時間で現行試薬に15%以上の大幅な測定値の低下が見られたが,検討試薬では15%以上の測定値低下は見られなかった.【考察】希釈直線性で期待値より低下した事については,定量限界以下の測定値であり,試薬の感度が小さく測定吸光度のバラつきが濃度差に大きく影響した為だと考えられた.【結語】オートCH50-L「生研」Ⅱは基礎的検討において良好な結果となり,日常の臨床検査試薬として有用であることが確認できた.また,検討試薬は血球の沈降現象が軽減されたことにより運用面でも長時間連続使用が可能である事が分かった. 今回の検討では、良好な精度、直線性を示し、検出限界値は0.75 µg/dLであった。試薬の性能に問題はなく、日常検査に有用であると考えられる。CRPとLRGの相関については、症例数を増やし、患者情報を踏まえて更なる検討を行う。 連絡先049-228-3498(直通)連絡先:048-912-3112(直通)【はじめに】血清補体価(以下CH50)は補体系の活性の指標となり,SLEやRAなどの膠原病,腎疾患,肝疾患などの病勢の指標として重要である.今回我々は試薬中の血球沈降現象が軽減されたCH50測定試薬であるオートCH50-L「生研」Ⅱ(デンカ株式会社)(以下検討試薬)について基礎的検討を行う機会を得たので報告する.【方法】(1)併行精度(2)室内再現精度(3)希釈直線性(4)共存物質の影響(5)検出限界(6)定量限界(7)相関性の検討(8)血球試薬沈降現象の確認【結果】(1)2濃度の専用コントロールおよび低濃度専用コントロールの2倍希釈試料について,20回測定を行いCV%値は全て5%以内であった.(2)専用コントロール2濃度を15日間測定した結果,総変動係数は全て3%以内であった.(3)専用試料を10段階希釈し測定した結果,1系列目で期待値より15%以上低下したが,60.0CH₅₀/mLまで直線性を認め【はじめに】血中LRGの測定は潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の活動期の診断補助に有用である。今回、LRG測定試薬の基礎検討およびCRPとの関連性を検討したので、報告する。【検討試薬・機器】試薬はナノピアLRG(積水メディカル株式会社)、機器は日立LAbOSPECT008αを使用した。精度の検討はLRGコントロールセット(管理血清)、直線性は高濃度試料、検出限界は定量限界に近いと推定されるプール血清を用いた。【対象】った炎症性腸疾患患者の残余血清を使用した。【検討方法・結果】1. 併行精度(n=20)、中間精度(n=20)を算出した。併行精度の結果はCV%が0.68~1.03%であった。中間精度の結果はCV%が0.61~3.33%であった。BM9130形自動分析装置を用いた性能評価(6)20段階希釈した専用試料を10回測定した定量限界は任2. 直線性は試料を10段階希釈し測定した結果、115.75 µg/dLまで直線性が認められた。3. 検出限界はプール血清を10段階希釈で測定した。検出限界値は0.75 µg/dLであった。4. 選択性は干渉チェックAプラスと干渉チェックRFプラス(シスメックス)を用いて、測定した。結果はビリルビン-Fとビリルビン-Cは20 mg/dL、溶血ヘモグロビンは500 mg/dL、ホルマジン濁度は2000 度、RFは500IU/mLまで、測定値に影響がないことが確認できた。5. 検体の安定性については検討中である。6. 炎症性腸疾患におけるCRPとLRGの相関性を検討した結果、Y=8.20X+12.17、r=0.73(n=51)となった。【まとめ】臨床化学臨床化学化-2化-3LRG(ロイシンリッチα2 グリコプロテイン)測定試薬の妥当性確認炎症性腸疾患(IBD)におけるCRP陰性例に対するLRG陽性例の出現率の検討EntryNo. 10EntryNo. 25血球沈降現象が改善されたCH50測定試薬の基礎的検討
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