埼臨技会誌 Vol.68
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問1.入院時(5月29日)検査(細菌検査を除く)からどのような病態で入院したか推定して下さい.問2.細菌検査(検体採取は5月29日です)の結果を解釈して下さい.   その際に,臨床微生物検査の目的,適正使用についても解説をお願いします.問3.問1と問2の回答をした,この段階で可能性が高いと考える病態(疾患名)をいくつか列挙してください.さらに追加したほうがいい検査項目(生理検査と画像検査は除く)があれば,挙げてください.   なぜその検査が必要なのかその理由と予想される結果を述べてください. RCPCの当日には,問4から問6に関連する,この症例の病歴と身体所見および追加検査結果が公表されます.皆様,ぜひ奮ってご参加ください.問4.ここでは,いったん検査成績を考えず,この症例の病歴と身体所見のみからどのような病態が考えられますか?問5.問4で考えた病態,病名と問1から問3で考えた内容を比較して一致する病態・病名と変更した方が良い病態・病名に分けて考えてみましょう.問6.最終的にこの患者さんの診断名は,何でしょうか?最も可能性の高いものを一つ上げてください.【主な略歴】日本大学医学部卒業,日本大学医学部第3内科助手,日本大学医学部臨床病理学講座 (現 臨床検査医学分野)へ移籍,University of California San Francisco, Postdoctoral Research Fellow,日本大学医学部講師,日本大学助教授,東京大学医学部非常勤講師,日本大学医学部附属板橋病院 臨床検査医学科部長兼ねて臨床検査部部長,日本大学准教授(助教授の名称変更)を経て2009年から現職 上尾中央総合病院臨床検査科科長兼ねて感染制御室室長【主たる所属学会・資格等】米国ECFMG(旧制度)取得,日本臨床検査医学会 名誉会員 臨床検査専門医,日本臨床検査専門医会 名誉会員,日本医学教育学会 特別会員,日本臨床微生物学会 名誉会員,日本検査血液学会 功労会員,日本感染症学会 評議員 感染症指導医・専門医,日本環境感染学会 評議員,日本糖尿病学会 功労評議員 糖尿病専門医,日本医療検査科学会 功労会員52

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