埼臨技会誌 Vol.68
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135 今、ここに第49回埼玉県医学検査学会特集号が完成いたしました。 めでたく、この日を向かえることができたのもひとえに会員の皆様をはじめ、多くの方々に支えられたおかげであり、心より感謝申し上げます。思い起こせば、日本の新型コロナ感染症は、2020年2月クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの集団感染から始まりました。それから1年。東京オリンピックも延期され、あらゆる仕組みや環境が激変しました。各分野での研修会や学会についても同様です。ここで、1年を振り返ってみたいと思います。 ちょうど昨年6月だったと思います。飯田学会長より実行委員長を打診され「え・・!」どの様に運営をしたらいいの?通常学会は、無理だよね。WEB学会??ちょうど日本検査血液学会学術集会がWEBで開催されるという話を聞き運営担当者に直接お話を聞くことができました。それから学会長と共に運営会社数社と面談しWEBでの事例・利点・欠点などを聞き、その結果、数百万円から1千万円を超える提案がありましたが、「埼玉でもWEB学会ができるじゃないか」という感触が得られました。つぎに実行委員の選出です。近隣施設より各分野で活躍されている方や情報システム関連に詳しい方に委員として参加して頂けることになり委員会開催の準備が整いました。2020年10月30日第1回実行委員会開催、この日より第49回埼玉県医学検査学会は、スタートしました。初回会議から紛糾です。議案として開催のスタイルを決めること。でしたが、「安全面から完全WEB」いやいや1年後は、コロナ感染も落ち着いているだろうから「通常開催で」との結論が出せず、数回の会議ののち、埼臨技理事会の承認を得て、現地開催+Webによるオンデマンド配信のハイブリット開催となりました。やっと開催方式が決まり学会テーマも数あるアイデアの中から「前進」~新・時代への発信~と決定。そして、学会ロゴマークも。月日が経つのも早く演題募集の時期となりました。7月15日の締め切り日を目前に演題登録数が伸びていない!延長?!学会長どうしますか?延長しよう!!ホームページにUP・LINEに。例年の実行委員会では、顔を合わせて和気あいあいと意見を交わし、会議後はちょっと一杯、という流れも多いのではないかと思いますが、今年は顔を合わせたのは数回のみ、あとは全てZoomによる会議。顔合わせの懇親会を含め一切飲み会なし。このような日々が続き、やっとどうにか今を迎えることができました。 新たな開催の形態である「ハイブリッド開催学会」感染対策を徹底し会場、WEB上、いずれでも「参加して良かった」と思っていただけるような学会にするべく、飯田学会長を中心に、実行委員一同で準備をしているところです。特別講演をはじめ、私自身がぜひ聴きたい!と思うような企画を準備しております。ぜひご参加ください。お待ちしています。第49回埼玉県医学検査学会実行委員長 濱田昇一編集後記

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