【今後の課題】 「レポートの既読管理」に取り組むには、生理検査部門のレポート運用やご利用中のシステムの機能、構成などを整理し、院内の各部署との協力が必要と考えております。 今後、電子カルテベンダ各社と連携した運用例やその違いを整理し、お客様にご紹介していきたいと思います。 最後に、医師の既読時やその後の対応をフォローできるような仕組み、検査機器と密に連動したパニック値管理機能は今後の課題となっております。 日本光電は、様々な医療課題のソリューションを提供していくことで病院様・患者様や医療のより良い未来を創造していきたいと考えております。○谷野 桜子(日本光電工業株式会社)123【はじめに】 近年のトピックスである「検査報告書の既読管理」について弊社生理検査システムの取り組みを紹介させていただきます。 弊社生理検査部門システム-PrimeVitaPlus-は、業務フローに沿った画面構成や操作性が特徴の一つであり、心電図、超音波、呼吸機能、脳波など、様々な生理検査データの統合管理ができるシステムであり、多くのお客様にご利用いただいております。 業務効率の向上や医療安全につながるよう、日々の生理検査室の業務・運用を支援するシステムでございます。【背景 ~行政の通知など~】 画像診断報告書の記載内容を担当医が確認していなかった、などの理由で患者の診断に影響した可能性があるという事例が度々報道されております。 生理検査部門ではどのようなことを整理・検討すればよいのか?電子カルテや生理検査システムを活用できないか?という部分について、弊社生理検査システムを活用した事例を紹介させていただきます。【概要】・病院全体での取り組みなのか?部門単独での取り組みなのか?・システム機能と部署・人員の役割を明確にすること の2点を整理する必要があります。【PrimeVitaPlusの既読管理機能】 PrimeVitaPlusでは、レポートの既読管理機能 と、併せて利用可能なパニック値管理機能をリリースいたしました。 レポートを医師が参照した際、未読既読の確認は視認しやすいメッセージバーを全面に出すデザインとしました。その中の「既読にする」ボタンを押す操作により未読は既読となります。また、履歴表示ボタンから履歴が参照できる仕組みとなっております。このように、レポートの内容確認と併せて未読メッセージが表示され、そのまま既読操作が可能となっていることは、運用上有用なことではないかと思います。また、超音波、心電図、脳波など、どのレポートでも同様の運用が可能であるのは統合管理が特徴のPrimeVitaPlusならではの機能と考えております。資料請求先:050-3822-4649CM演題-4生理検査部門システム-PrimeVitaPlus-を活用した運用事例のご紹介生理生理検査部門での既読管理運用について
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