埼臨技会誌 Vol67
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~10年間の成果~―廃棄率改善の取り組み―新鮮凍結血漿製剤0.9200920112013201620193.01.20.71.45.41.41.60.81.51.300001.11.11.61.11.0破棄率(%)赤血球製剤血小板製剤全破棄率連絡先048-466-2055(代表)取り扱い不備・破損患者体調不良・拒否破棄理由(%)期限切れ86.7患者死亡3.65.31.8その他0.9当センターにおける赤血球製剤の使用状況当院における破棄血削減の取り組みと現状のために発注された製剤であった. 【取り組み】(1)2018年10月からT&S対応を開始(2)救急部に輸血用保冷庫の設置により返却を可能とし,持出後未使用また室温放置による製剤廃棄防止(3)輸血管理委員会での適正な輸血依頼単位数の啓発と製剤持出や管理方法についての周知.(4)Rho(D)陰性血は医師に確認し,使用最小限を準備し,残りは血液センターストックとした.【考察】過去7年間赤血球製剤は毎年1万単位程度使用されているが様々な対策を行ったことで廃棄率が改善された. 2017年11月からは小児用RBCの分割を開始し,2019年7月にはシステム運用が開始され,1単位製剤の有効利用が可能となり,2019年度は13件分割を実施した.今後の課題として,AB型赤血球製剤在庫量や手術時輸血依頼単位数の検討,輸血管理委員会等で再度製剤の持出や管理方法について周知し,FFPやPCの使用状況も調査し,更なる適正輸血の推進と廃棄率の改善に取り組んでいきたい.【結果】【考察】預かり血液製剤の状況や検査結果を随時報告,連携することで他の患者への転用ができた.しかし血液製剤の期限切れの多くはAB型であり他の患者への転用が難しい為であった.血液製剤の取り扱い不備が未だあり,継続的な教育が必要である.【まとめ】これまで取り組みを続けた結果,全破棄率は1%前後で推移、維持できている.今後も製剤の使用指針や取り扱い方法など,医師と看護師に理解を促すよう検査部より発信していく.臨床側や血液センターと連携をとり血液製剤有効利用へさらに取り組んでいきたい.   連絡先:048-648-5371【はじめに】当センターは20診療科628床を有し,3次救命救急医療を担う大学病院である.手術件数の増加,重症救急患者の増加などにより血液製剤の使用量が増加している。一方で,廃棄率は減少傾向にある.そこで過去7年間の赤血球製剤使用状況と動向を調査し,廃棄率低下につながった取り組みについて検討した.【対象】2013年度~2019年度の赤血球製剤使用量(単位数,使用率)と廃棄率,廃棄理由について調査した.【結果】2013~2019年度赤血球製剤使用単位数は10.895, 9.877, 10.696, 11.995, 11.839, 12.541, 11.801と横ばいであった. 2013~2019年度赤血球製剤使用率(%)は54.1, 52.6, 51.6, 53.5, 53.6, 64.0, 64.0と過去2年は上昇傾向にある.診療科別では外科系使用率が低い傾向にあった.2013~2019年度赤血球製剤廃棄率(%)は3.2, 2.5, 2.0, 0.9, 1.1, 0.7, 0.9と近年1%を切るようになってきた.廃棄理由はいずれの年度も期限切れが最も多く,次いで病棟持出後未使用(室温放置含む)が原因であった.2019年度期限切れによる廃棄血は38件,その製剤血液型はすべてAB型で,約半数は在庫補充,残りは手術準備【はじめに】当院は2018年1月より新棟に移転,病床数を446床と増床した.規模拡大に伴い,救急・手術件数の増加,緩和科の新設などにより血液製剤の需要が増加している.これまで臨床側のニーズに合わせ血液製剤を有効に使用し破棄血削減へも取り組んできた.今回これまでの取り組みを通して破棄製剤状況を調査し,評価したので報告する.【対象・方法】2009~2019年度まで各血液製剤の使用状況・破棄率・破棄理由を調査した.【現状取り組み】手術準備血が他の患者へ転用できず期限切れになることが多いため,臨床へ再度準備製剤数の見直しを求めるとともに緊急時においても1時間程度で血液センターより納品される旨を周知させた.手術準備血は翌日の朝,回診時までに採血結果および製剤の預かり状況を随時報告,使用の有無を確認するよう徹底した.製剤の取り扱い不備,破損による破棄に関しては,看護部に対し輸血療法委員会や医療安全委員会を中心に研修会を開催し情報提供を行ってきた.84◎鈴木 優花1)、岩崎 篤史1)、中野 佑美1)、清水 咲子1)、三ツ橋 美幸1)、和田 由香1)、武関 雄二1)、渡野 達朗1)◎鈴木 優花1)、岩崎 篤史1)、中野 佑美1)、清水 咲子1)、三ツ橋 美幸1)、和田 由香1)、武関 雄二1)、渡野 達朗1)自治医科大学附属さいたま医療センター1)自治医科大学附属さいたま医療センター1)◎岡田 麻佑1)、大津 佳那子1)、森 佳菜子1)、大澤 崚1)、岸 健太1)、吉野 香織1)、南雲 裕次1)、高山 好弘2)◎岡田 麻佑1)、大津 佳那子1)、森 佳菜子1)、大澤 崚1)、岸 健太1)、吉野 香織1)、南雲 裕次1)、高山 好弘2)戸田中央医科グループ TMGあさか医療センター1)、TMG本部 臨床検査部2)戸田中央医科グループ TMG あさか医療センター1)、TMG 本部 臨床検査部2)当センターにおける赤血球製剤の使用状況当院における破棄血削減の取り組みと現状輸血EntryNo. 4輸血EntryNo. 65―廃棄率改善の取り組み―~10年間の成果~輸-3(13:00~13:30)輸-4(13:00~13:30)

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