埼臨技会誌 Vol67
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115 新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が収まらず、かつて経験したことのない事態となっています。 多くの関係者が、この難局を乗り切るため様々な工夫や対応にご尽力されていることと思います。 当学会実行委員会も学会開催にあたり感染拡大の状況を踏まえ、理事会、関係者の皆様と協議をし、学会が安全で安心して開催され、有意義で記録と記憶に残る学会となるよう準備をしてまいりました。今学会に登録していただいた演題と様々な企画を無にせず、3密を避けるため、発表形式をポスター発表へと変更し、学生の参加を見送らせていただくなど、関係者の皆様には、ご迷惑とご不便をおかけいたしましたことお詫び申し上げます。感染拡大防止にご協力いただき有難うございました。また、賛助会員様には協賛のご協力を賜り重ねてお礼申し上げます。 さて、今年の学会ですが、テーマを「躍動~『技』と『業』~の融合」としました。市民公開講演では「笑いと健康」と題して、笑いをふんだんに取り入れた講演を医師で日本笑い学会講師の松本光正先生にご講演いただきます。更に、躍動企画として浦和学院高等学校のソングリーダー部による華やかなダンスを披露していただきます。そして学会特別講演として、手術の画像から学ぶ心臓血管外科手術の現状(手術時の検査・輸血の関わり方)や、学会企画としてRCPCと検査で使える簡単英会話を、更には『この技、明日からの業務に活用しよう』をテーマにSkill upセミナーとして研究班の方に講演いただきます。このような今学会のテーマに沿った盛りだくさんな内容を企画しましたので、若手技師の方からベテラン技師の方まで楽しみながら勉強できる機会となることと思います。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大はかつてない困難だからこそ、この逆境を「力を結束させる契機」へと変換し、新たな思考を生み出し、私たち実行委員一同、今学会がより一層安全で安心して無事に開催できるよう全力で準備を進めて参ります。ご期待ください。第48回埼玉県医学検査学会 実行委員長小野口 晃編集後記

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