埼臨技会誌 Vol67
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106【はじめに】 Helicobacter pylori(H. pylori)は、ヒトの胃に感染し胃粘膜萎縮を引き起こし、慢性胃炎や胃癌の原因となる細菌です。2013年2月21日付の保険適応拡大により、H. pylori 感染胃炎に対する除菌治療が保険収載されて以降、H. pyloriの除菌治療およびH. pyloriの感染診断のニーズは大幅に増加しています。 H. pylori感染診断法の1つである血中抗H.pylori抗体検査は、低侵襲的検査法であり保険収載されている方法のなかでも簡便かつ多数検体処理が容易であることから広く用いられている検査法です。特にラテックス凝集免疫比濁法(以下、ラテックス法)を測定原理とした汎用自動分析装置向けの検査試薬の需要が高まっています。日本ヘリコバクター学会のH. pylori感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版Q&Aでは、ラテックス法の検査試薬について、「実臨床における感染診断の精度は十分」としています。また近年、血中抗H.pylori抗体検査と胃部萎縮の指標であるペプシノゲン検査を組み合わせることにより、胃癌発生リスクを層別化できる検査方法(ABC分類)が注目され、多くの地方自治体でその成果が報告されつつあります。 当社では2015年6月より国内で分離された反応性の良いH. pylori株を抗原として採用したEIA試薬『H.ピロリIgG「生研」』を販売しておりますが、2016年にH.ピロリIgG「生研」と同一の抗原を採用したラテックス法を測定原理としたH. pylori血清抗体検査試薬を開発・発売しましたので御紹介いたします。【特徴】1)汎用自動分析装置向け検査試薬 ラテックス法を測定原理とした汎用自動分析装置向けの検査試薬ですので、多数検体を迅速に測定でき日常検査の効率化に貢献できるものと考えます。また、汎用自動分析装置向けペプシノゲン検査試薬を同時に使用することで、迅速・簡便にABC分類を実施することができます。2)高い反応性 国内で分離された反応性の良いH. pylori株を抗原として採用しており、胃粘膜萎縮の進行した症例等の抗H. pylori抗体価の低下が認められる症例に対しても良好な反応性を示します。 また、本品は抗体との反応性が高いことにより臨床的感度が向上しており、ABC分類等のスクリーニングを目的に使用した場合に、精度の向上(高リスク群の拾い落としの減少)が期待されます。資料請求先:デンカ株式会社 試薬学術担当フリーダイヤル 0120-206-072○デンカ株式会社試薬学術部(デンカ株式会社)H.ピロリ-ラテックス「生研」のご紹介CM演題CM-3(10:00~12:00/13:00~15:00)

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