埼臨技会誌 Vol66
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71座長:神嶋 敏子(埼玉県立小児医療センター)   中山 智史(防衛医科大学校病院)講師:銅山 雄太(さいたま赤十字病院)   南雲 涼太(埼玉県済生会川口総合病院)   渡辺 翔也(深谷赤十字病院) RCPC(Reversed Clinico-Pathological Conference)は、患者さんの診療情報を見ずに、臨床検査データのみで病態を推定しながらディスカッションしていく臨床検査医学の学習方法の一つです。RCPCの長所として、様々な検査項目の臨床的意義や特徴を学ぶことができ、患者さんと接することが少ない臨床検査技師にとって大変役立つ内容です。今回、埼玉県臨床検査技師会青年部委員会(以下、青年部)ではRCPC進化編と称し、「各疾患と臨床検査データの繋がりが見える」、「異常検査データに、いち早く気付き確認できる」を目的に企画を用意しました。「ある病態の際に異常となる検査データは…」ではなく、「複数の検査データから病態を推定する」を合言葉に3つの症例を用意しました。そして、RCPCの「Conference」の部分を意識し、会場の聴講者全員が参加できる企画を構成しています。青年部では新人、若手技師向けの研修会を開催してきており、今回も新人、若手技師目線の内容となっておりますが、検査技師養成校の学生さん、ベテラン技師の参加も歓迎です。また、会員の皆様におかれましても、各施設でお声がけをしていただき、多くの方の参加をお待ちしております。 最後に、今回の企画を通して日常検査業務の中で遭遇するかもしれない「異常」をいち早く感知し、臨床にフィードバックできる技師に進化するきっかけになる企画を開催できるよう、青年部一同、学会当日に向けて準備を進めていきたいと思います。埼玉県臨床検査技師会 青年部委員会一同……第2会場 403・404号室 10:30~11:30RCPC進化編

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