埼臨技会誌 Vol
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1) 測定① 2) EntryNo. 95 肺拡散能検査(DLco)における呼気流速に関する検討 当院でのスリープ外来運用における運用方法の変化と現状報告なかった例(測定③)と呼出がスムーズであった例(測定④)に分け、呼出速度、DLco値の比較検討を行った。 【結果】 測定② 測定③ 測定④ 【考察】①DLcoは呼出速度が遅くなると有意に高値を示した。②時間補正したDLcoでは呼出速度が速い測定結果に近似した。③ゆっくりした呼出で呼気がスムーズにできた例ではよりDLcoの上昇がみられた。 【結語】DLcoにてCOPDなどの呼気延長のみられる症例では、DLcoの値は、呼気延長するほど高値に計算されることから、呼出速度には注意が必要であると考えられた。 連絡先:042-984-4913 【現状での改善点】1.外来担当技師の増員:患者数の増加により,外来担当技師を開始当初の1人から2人体制へ増員し,近年ではCPAP治療患者の集中する月末のみ3人に増員し対応している.2.電子カルテ端末を2台体制へ:2台目を可動式のワゴンに載せる事で,患者情報の入力が診察補助に入りながらでも可能となった.3.協力要請:他業務担当技師に検査説明のみを担当してもらう事で,外来担当技師は本来の外来業務に専念できた.4.予約時間の工夫:検査結果説明で診察に時間を要する患者を遅い時間に設定する,CPAP治療患者が集中する月末は初診予約枠を設けない,等予約に関して調節を行なった.5.紹介患者受け入れの開始:初診と検査のみを当院で行なう紹介患者を,近隣から優先的に受け入れる事を開始した.【まとめ】スリープ外来の需要は今後も高まると予想される.今後は予防医療という観点からも健診での受け入れも実施したいが,未だ課題もあり,受け入れ体制のさらなる改善が必要と考える.      048-665-6114(検査科直通)呼気速度 2.88 ± 1.13 0.20 ± 0.10 測定数 DLco 22.40 ± 5.64 26.01 ± 6.57 22 10 25.60 ± 5.57 26.86 ± 5.77 DLco T 21.81 ± 5.21 24.94 ± 5.67 DLco 【はじめに】当院では睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome;SAS)の患者に対し,「スリープ外来」での治療を行っている.2004年5月の開始から,電子カルテへの移行,病院施設の移転を経た上で,運用方法の変化や改善点を踏まえ,改めて当院のスリープ外来の現状を報告する.【現在の運用方法と状況】診察日は週に2回,開始当初より看護師を交えず検査技師と医師のみでの診察である.初診患者に対し,問診後に簡易型睡眠ポリソムノグラフィー検査(以下簡易型PSG検査)機器の貸し出し,終夜睡眠ポリグラフ検査(以下PSG検査)を行なうが,検査説明から機器取り付け,結果解析,機器導入に至るまで全て技師が担当する.また,経鼻的持続圧呼吸療法(以下CPAP治療)を行っている患者のデータ解析と医師による問診も毎月行なっている.過去5年度の月平均患者数(初診・再診問わず)は2013年度から169名,173名,210名,242名,276名と増加傾向にある.簡易型PSG検査数は毎年度の変化は横ばいであるが,PSG検査数は年度別合計が44例から5年で135例へ増加した.80◎許山 純1)、長谷部 優弥1)、来住野 修2)、内田 康子2)◎許山純 1)、長谷部 優弥 1)、来住野 修 2)、内田 康子 2) 埼玉医科大学保健医療学部臨床検査学科1)、埼玉医科大学保健医療学部2)埼玉医科大学保健医療学部臨床検査学科 1)、埼玉医科大学保健医療学部 2) 【はじめに】拡散能検査(DLco)を低下させる病態としては、肺気腫では、DLcoを低下させることが知られているが、肺気腫では気道の狭窄のため呼気延長を伴う。DLco では、10 秒間のブレスホールド(BH)後に急速な呼出が求められるが、肺気腫では呼気流速が遅く、その影響が DLco の値に反映される。今回我々は、呼気速度とDLcoの関係について検討したので報告する。 【対象】本学学生で臨床生理学実習に参加した32名(男 性:9名、女性:23名、平均年齢20.5±0.6歳) 【方法】呼吸機能測定装置(フダック77)を用いてシングルブレス法による肺拡散能の検査(DLco)を測定した。 DLcoの測定に当たっては、測定①:通常通り10秒間の BH後、急速に最大呼出させ、750ml排気後の1,000mlの呼気にてガス濃度を測定しDLcoを算出した。測定②:BH後に故意にゆっくりとした呼出を行わせ、①と同様にガス濃度を測定しDLcoを測定し、呼出速度、DLco値、BH時間をサンプル終了時までの時間で計算したDLco Tを求め比較検討を行った。測定②を呼出がスムーズに行え◎中田 沙織1)、松﨑 幸恵1)、関根 由加利1)、鈴木 朋子1)◎中田 沙織1)、松﨑 幸恵1)、関根 由加利1)、鈴木 朋子1)上尾中央医科グループ 医療法人社団協友会 彩の国東大宮メディカルセンター1)上尾中央医科グループ 医療法人社団協友会 彩の国東大宮メディカルセンター1)EntryNo. 56肺拡散能検査(DLco)における呼気流速に関する検討当院でのスリープ外来運用における運用方法の変化と現状報告生-9(第5会場 10:55~11:22)生-10(第5会場 10:55~11:22)

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