埼臨技会誌 Vol
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1時間ごと24時間ローレンツプロット表示による不整脈診断の可能性生 理自動計測機能による数値情報を用いた心電計の精度管理の試み 79◎横田 進1)、栁 弘子1)、油座 記子1)、鈴木 みどり1)◎横田 進1)、栁 弘子1)、油座 記子1)、鈴木 みどり1)埼玉県立循環器・呼吸器病センター1)埼玉県立循環器・呼吸器病センター1)◎宮坂 久美1)、内山 健二1)、田中 好美1)、瀧沢 義教1)、中島 あつ子1)、春木 宏介1)◎宮坂 久美1)、内山 健二1)、田中 好美1)、瀧沢 義教1)、中島 あつ子1)、春木 宏介1)獨協医科大学埼玉医療センター1)獨協医科大学埼玉医療センター1)【目的】ホルター心電図のR-R間隔を用いたローレンツプロト(LP)表示は、オプション解析であり、LPから不整脈を診断する試みは少ない。我々は、独自に開発した出現頻度に応じた色表示にて1時間ごとに24時間分のLPを表示する「1時間ごと24時間LP(24HrLP)」を解析の補助に用いてきた。今回は、24HrLPから不整脈判読の可能性を検証し、診断の補助に成り得るかを検討した。【方法】埼玉県立循環器・呼吸器病センターを受診し、ホルター心電図記録を行った患者の心電図R-R間隔情報を対象とした。方法は、日本光電製の長時間心電図記録器(RAC-3103)を用いて、同社製長時間心電図解析装置(DSC-3300)を用いて通常解析し、R-R間隔情報をCSVファイルに出力した。独自に開発したソフトを用いて、出力したファイルからQRSのラベルを考慮せずにすべてのR-R間隔を対象に、色表示による24HrLPを行った。不整脈の分類ごとに、LP図の特徴を洗い出し、LPから不整脈を判読できるか否かを検討した。【結果】LPから判読できない主な不整脈は、第1度房室ブ【はじめに】当院の心電図検査の精度管理は,外部精度管理による技能評価と機器管理による内部精度管理を中心に行ってきた.当検査室ではISO15189の取得にあたり,心電計の精度管理の在り方について再検討を行った.その一環として心電計の自動計測機能を使用した数値情報をもとに精度管理を試みた.今回,われわれは,数値化された心電図波形のデータをもとに,心電計の再現性と機種間差の評価を内部精度管理として行ったので報告する.【使用機器】多機能心電計カルジオファックスV ECG1500 3台, ECG1400 2台(日本光電工業株式会社) ECGチェッカーAX-301D(日本光電工業株式会社) 【方法】ECGチェッカーAX-301Dを用いて,各心電計の自動計測を行った.項目はPR間隔(msec),QRS幅(msec),QRS平均電気軸(度),QT間隔(msec),RV5(mV)の5つである.①同時い,5項目の同時再現性の検討を行った.②日差再現性:使用現性の検討を行った.③機種間差:②で用いた心電計を基準再現性:心電計5台を同一日,同一技師が20回連続計測を行頻度の高い心電計1台を用いて30日間計測を行い,日差再ホルター心電図R-R間隔を用いてロック、QT延長、WPW症候群など1拍で完結するものであった。互いに鑑別が可能である組合せは、心房期外収縮と心室期外収縮、Wenckebach型2度房室ブロックとMobitz型洞房ブロックであった。また、心房細動(発作性を含む)、心房粗動(伝導比)、補充収縮、心房室結節二重伝導路の存在の推測、間入性心室期外収縮、非伝導心房期外収縮などや基本洞調律の日内変動なども判読できた。【考察】通常のホルター心電図解析レポート、解析コメントでは、心拍数や期外収縮、連発数が数値で表現される。しかし、どの時間帯にどのような不整脈が出現しているか、どのような基本調律時に不整脈が出現しているかを表すためには、それぞれのレポートが必要で十数ページになってしまう。24HrLPでは、正確な数値は求められないが、R波を正しくトリガーできれば、1画面で基本調律の日内変動、心室性のみならず心房性の不整脈出現の日内変動、LP表示パターンからある程度の不整脈を目視により把握できる。【結論】24HrLPは、不整脈診断に有用な手法に成り得る。      連絡先 048-536-9900 (内5135)器とし,週1回20週間(H29年8月~H30年1月)の計測を行い,心電計5台における機種間の比較を行った.【結果】①心電計5台における同時再現性は,PR間隔の変0.8%,QT間隔は0.2~0.4%,RV5は0~0.2%であった.②日差気軸は0.8%,QT間隔は0.4%,RV5は0.2%であった.③機種動係数は0.8~2.2%,QRS幅が0~1.0%,QRS電気軸は0.5~再現性の変動係数はPR間隔は2.1%,QRS幅は1.0%,QRS電間の比較では基準器に対してPR間隔以外の4項目で±2SDを外れる事例を認めたが,シフト現象やトレンド現象は認めなかった.【まとめ】今回の検討から同時再現性,日差再現性は全項目でCVが3%以内と良好であった.機種間比較では,基準とした心電計の計測値の±2SDから逸脱した機種を認めたが,系統的な傾向はなかった.疑似波形から各項目の計測値を比較することにより測定間差や機器間差を客観的に判断でき,自動計測による心電図の数値情報は心電計における精度管理に有用と思われる.連絡先:048-965-4953EntryNo. 7EntryNo. 75自動計測機能による数値情報を用いた心電計の精度管理の試みホルター心電図R-R間隔を用いて生-7(第5会場 10:26~10:54)1時間ごと24時間ローレンツプロット表示による不整脈診断の可能性生-8(第5会場 10:26~10:54)

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