埼臨技会誌 Vol
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117生化学免疫統合総合装置 Atellica Solutionのご紹介 ○高橋 一彰(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社) ○高橋 一彰(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社)ご施設様のご要望や目的のひとつには 「トータルコストを最適化しつつ業務運営の生産性を向上すること」、そして「生産 性の向上を通して目指している目標を達成できること」であると、私どもは考えております。弊社は、①分析装置のパフォーマンス向上、②自動化、③IT化という3つのステップを通して、お客様と共に「生産性の向上」を達成していきたいと考えております。 この①のステップ分析装置のパフォーマンスの向上を達成するため、弊社新製品Atellica Solutionは開発されました。 生化学免疫統合分析装置であるAtellica Solutionは柔軟な機器構成により、300通り以上のレイアウトが可能であり、U字、L字など多様な検査室レイアウトに適応します。 検体の投入・回収を担うサンプルハンドラーと各分析装置を接続する磁気搬送システムAtellica マグラインは従来の連結搬送の10倍の速さで検体搬送を行う双方向一本検体搬送システムです。この双方向一本検体搬送システムにより、ルーチン検体に先んじて緊急検体を測定する最優先測定を可能にし、常に一定で期待通りの結果報告時間を実現します。さらに検体投入回収部であるサンプルハンドラーには精度管理物質用の保冷庫を備え、QCを閉栓状態で保存することができ、QC保冷庫から指定したタイミングで、全自動でQCを行うオートQCにより、機器管理業務の削減を致します。 免疫分析ユニットである化学発光免疫分析装置であるAtellica IMは時間440テストの処理能力、測定項目の最短報 告時間は10分のスペックを備えており、ピーク時の大量検体にも迅速な結果報告を可能にします。 生化学分析装置であるAtellica CHは測定中でも試薬消耗品の追加/補充を可能にし、免疫装置で普及しておりますノンストップアッセイを生化学検査においても達成しています。加えて生化学分析装置 Atellica CHはオートCal機能も備えており、QC同様指定したタイミングで分析装置が全自動でキャリブレーションを実施することも可能であり生化学検査の運用を大きく効率化することが可能です。 さらに、モバイル端末であるオペレータタブレットによる装置の遠隔操作・管理は、分析装置から離れた場所からでも再検指示やエラーログの確認、メンテナンスの実行などの操作を可能にし、検査室全体のワークフローの改善を実現します。 弊社は、このAtellica Solutionをはじめとして、検体搬送処理システムAptio Automationはさまざまの分析器を接続でき、当社の血液分析装置も接続が可能です。IT関連製品を通じて、ご施設様が「生産性の向上」を様々な形で達成するお手伝いを致します。 本講演では、上記のような機能を持ち、本年新たに発売しました生化学免疫統合分析装置Atellica Solutionについて、皆さまに詳しくご紹介させていただきます。 連絡先:(kazuaki.takahashi@siemens-healthineers.com) 生化学免疫統合総合装置 Atellica Solutionのご紹介CM-1(第1会場 9:30~10:07)

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