発表者・共同発表者・他施設の共同発表者の記載順序について
一般的には、筆頭演者の次は偉くない順に列記し、最後に所属している施設長(責任者)の氏名
を載せるという施設が多いかと思います。しかし、これは一般的に言われていることで、
決まり事ではありません。
共同発表者を記載する順序は、演者に不測の事態が起こって発表できなくなったときや、
発表の内容に対する問い合わせを考えたときに、責任を持って発表できる順・最も詳細に
対応できる順に記載します。
例えば、発表する検討または研究に携わった人全員を偉くない順に抄録に記載したとします。
抄録はインターネットで検索、閲覧できます。その抄録を引用するときなどは発表者の氏名と
次に記載されている人の氏名が載り、三人目以降は「他」という記載になることが多いです。
発表者の次に記載されている人が今年入ってきたばかりの新人さんであったり、
一項目だけ測定してもらった他部署の人の氏名であったりすると、発表の内容を十分に把握して
いなくても抄録を見ると中心的に直接携わったように見えます。発表の内容に対する
問い合わせがくるかもしれません。
このようなことを考えると、共同発表者を記載する順序は重要です。その発表に共同して
責任をとる者、その人がいなければ発表が成り立たなかった場合の人を共同発表者とし、
発表にとっての重要さで順に記載することが良いのではないかと思います。
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筆頭演者 共同発表者・・・ 施設長(責任者)
しかし、所属している施設によって記載の方法も様々だと思います。
このアドバイスはあくまで一例です。まずは自分の施設で確認をとってみましょう。
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