目を引く表題のつけ方・文章の構成について

表題は発表内容を素直に表現できれば、それで良いと思います。

目を引く表題・・・といって一番初めに思い浮かぶのは、某研究班様のセミナーなどでよ

く使用される、主題の後に副題をつける技法。この副題が良い隠し味となって、この発表を

、聞いてみたい!・・・聞かなかったら損をする!・・・聞いただけで安心する!・・・と

聞き手に思いを巡らせる魔法の言葉となって、目を引かせている。この魔法の副題のことを

、業界内では、お○○流・・・といって多くの参加者を獲得するための技法として広く(マ

ニアの間で?)扱われている。(・・・と思っているのは私だけでしょうか!?)

目を引く表題をつけたければ、この魔法の副題をお勧めしますが、この技法を一般演題で使

用すると、場合により、内容に関して聞き手に必要以上の期待感を持たせてしまい、厳しい

質問も誘発しかねないと思います。そこで、一般演題に使用する表題は、シンプルに自分の

伝えたいことを素直に表している表題であれば、それで良いと思います。チャレンジするこ

とも面白いと思いますが!

文章の構成についても、【はじめに】【目的】【方法】【所見】【結果】【考察】【まと

め】など、いろいろな学会誌を検索すれば自分の発表内容に合った見本的なベスト構成が見

つかると思います。最も重要なことは、この発表で自分が一番伝えたい事・聞いて欲しいこ

とを、読み手に感じて貰えるように、簡潔・明瞭にまとめること。この文章が抄録に掲載さ

れる訳ですから、何度も何度も読み直して自分の言いたいことが、相手に伝わるか自分自身

で感じてみること!!それにより、誤字・単位間違え・おかしな言い回し・・・などが発見

できると思います。また、上司・同僚を共同演者に入れて、職場内で責任を持って査読して

頂き、間違えの責任を分散させるのも、良い抄録を作成する上でのポイント!!・・・と思

います。

戻る