PART2:スライド作成のポイント

初めに・・・

スライドは、発表において最も重要な“目的”と“結論”のスライドから作成しましょう

○最近はスライド枚数に制限はありませんが、容量に制限あり。一般的にはスライド1枚2分程度

 と換算し、10分間の発表では10枚程度のスライド枚数としています。(タイトルは含まない)。

 実際は6分の発表で10枚程度でしょう。

○パワーポイントを使用してのスライド作成では、作成する前にスライドの条件を「35oスライド」

 に設定します。特別な指示がない限り、「35oスライド」で作成!

 設定方法は「フォルダー」→「ページ設定」→「スライドのサイズ設定」を選択し、「35oスライド」

 を選択。



【配色】

 1.スライドのカラーは全体的に統一

  ・スライドのカラーは、全体的に統一するほうが見た目もきれい

  ・暖色系又は、寒色系にするといったカラーの統一が必要

 2.意味のある、関連性を持った色使いにする。

  ・強調したいテキストボックスはスライドを一貫してブルーの背景色に白抜き文字など、

   色使いを統一

 3.補色を利用する

  ・補色とは色相環で正反対に位置する関係の色の組み合わせのこと

  ・赤に対しての緑、黄に対しての紫、青に対しての橙など、相補的な色のことである



【文字】

 1.文字は大きめにする

  ・収容人数50名以上の部屋であれば最も小さい文字でも24ポイント以上

  ・事前に部屋の情報が無い場合は28ポイント以上で作成


 2.文字の位置を揃える

  ・文字の端を揃えることで、聞き手に几帳面さが伝わる

  ・出来る限り文字は左揃えが良い

  ・タイトル行(スライドの一番上)


 3.文字の色は少なく

  ・多くの色を使いすぎると、どれが重要な役割を持った色かわからなくなる

  ・一般的に背景色は濃い目な色、文字は白や黄色など


 4.フォントは基本1種類

  ・スライド作成に用いるすべての日本語は同様なフォントを使用(英語も同様)

  ・日本語フォントと英語フォントは違うフォントを使用しても可

  ☆重要なことを伝えたい箇所だけ、他と違うフォントを太字で使用する表現もアリ



【文章】

 1.文章を作成する場合は5行以内

  ・5行以上の文章は読んでも聞いても理解しにくい

  ・3行以上であれば、箇条書きにするほうがBetter!


 2.文章は意味の区切りで改行

  ・「。」や「、」の箇所で改行するのが一番



【図表について】

 1.グラフについて

  ・一番注目して欲しい線は目立つ色(赤色系)または(太線)

  ・凡例のボックスはグラフ内の空いている場所へ

  ・X軸・Y軸の項目と単位を忘れず!しかもなるべく大きく!

  ・目盛線は点線を使用


 2.表について

  ・表の項目は左寄せ、数値は右寄せ

  ・数値は有効数字を合わせる

  ・単位も忘れずに!(表の外でもOK)



  以上、私なりのスライド作成、構成手順のポイントを紹介しました。

 初めての学会発表では、誰もが苦戦するスライド作成において少しでもお役に立てれば幸いです。

  経験を重ねることで自分に合った、オリジナリティーのあるスライドを作成できるようになり、

 楽しく簡単にできるようになります。

  これを読んで初めてスライド作成を行った若葉マークのあなたも、いつの間にか・・・・・。


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