鋭い突っ込みに、学会実行委員会もたじたじです。句読点論争についてはいろいろな
意見があり、“これが正しい!!”という回答が出来ません。ネット検索しても、か
なり歴史のある問題らしいことが解ります。(暇な時に検索してみてください)
例えば、日本語を使用しているのだから『、。』が普通だろ・・・とか、縦書きは
『、。』横書きは『,.』・・・とか、理系の論文は『,.』が常識だろ・・・と
か、日本語で記載するのに『,.』じゃあ、欧米かぁ?!・・・など、中には『、。』
『,.』『,。』『、.』など、点・丸・カンマ・ピリオドの組み合わせが入り乱れて
指定されている場合も見受けられます。過去の埼玉県・関甲信・全国の医学検査学会誌を
検索しても『、。』派と『,.』派が混在しているのが現実です。英文が
混在する理系・技術系論文の書き方に従ってか、『,.』派が多いようにも感じますが、
2011年第60回日本医学検査学会では『、。』点・丸派が大部分を占めており、『,.』
カンマ・ピリオド派が少数、『,。』カンマ・丸派が極めて少数でした。ちなみに、
埼玉県で行なった第47回関東甲信地区医学検査学会では全て『、。』点・丸派が占めて
おり、文章較正の時に、意図的に修正をかけたのでしょうか??
書籍・雑誌などにおいては『、。』派、『,。』派が多く、『,.』派は少なめのようです。
要は抄録・論文・文章などの提出先の指示に従うのが正解だと思います。
第40回埼玉県医学検査学会では既に抄録の締め切りも終了しており、抄録の書き方に
ついての指示も案内しておりませんでしたので、今回提出された抄録も、点・丸・カンマ
・ピリオドが混在しております。現時点では、提出された抄録をそのままの形で、点・丸
・カンマ・ピリオドを混在した状態で抄録集を作成するのか、文章較正時に修正をかける
のかは不明です。
埼玉県技師会理事の方に聴いてみたところ、埼玉県技師会では『,.』カンマ・ピリオド
を推奨しているような話もされていました。今後は、このような疑問が起きないように、
抄録記載の案内で句読点の指定をする様に、第41回以降の学会に引き継ぎたいと考えて
おります。
貴重なご指摘ありがとうございました。
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